学習支援


担任の先生が主役 ボランティアは脇役 アシスタントティーチャー
例1 ○付けボランティア ボランティアの動き
○低学年の国語や算数のドリル学習などで、5〜6人のボランティアが支援する。
○担任の先生から模範解答をもらって、子どものドリル学習の正答に○を付ける。
○ボランティアは、指導はしない、正答に○を付け、励ましの言葉をかける。

子どもの活動
○問題解答に挑戦する。
○問題を解き終わった子どもは、ボランティアに○を付けてもらう。
○全問正答になるまで何度もボランティアに見てもらう。
○全問正答になったら、解答用紙は先生に提出し、別の問題に挑戦する。

担任の先生の動き
○本時の学習の苦手な子の指導に専念する。
○学習終了後、子どもの解答用紙を点検し、子どものつまずき等を把握する。

ボランティアへの働きかけ
○子どもたちの学習の様子等については、守秘義務があることを伝える。
○子どもに教えることはしないで、子どもの活動を認め、褒め。励ますことをお願いする。

効果
○子どもたちは、地域のボランティアから○を付けてもらい、励ましの言葉をかけてもらうことで、意欲的に問題に挑戦することができる。
○担任は、特別に支援を要する子どもの支援に専念できる。
例2  「傾聴」ボランティア ボランティアの動き
○かけ算九九の暗唱、教科書の音読、作文や日記などの読み、発表などを聞き、学習支援を行う。
○認め、褒め、励ますことに加えて、作文や研究発表などには、質問をする。

子どもの動き
○かけ算九九暗唱傾聴
 ・4の段、7の段が間違えやすい。
ボランティアから「ゆっくりでいいよ」などの励ましの声かけをもらって何度も挑戦する。
間違えなく言たら、カードにシールを貼ってもらう。
○教科書の朗読傾聴
 ・「読み間違えないでどこまで読めるかな」などのボランティアの声かけで、読みに意欲的に挑戦する。
○童話発表会の傾聴
 ・「場面を想像しながら話してごらん」「出てくる人の気持ちを想像しながら話してごらん」などの声かけで、語りになっていく。
 ・ボランティアに語りかけるように話をしている。
○作文や案内文、観察記録文の読みの傾聴
 ・ボランティアの前で自分の作文を読む。
 ・ボランティアからの質問事項をメモする。
 ・ボランティアの質問に答える文を作文等に付け加える。(作文推敲に当たる)
 ・再度、ボランティアの前で読む。(質問があったら、文を付け加えるを繰り返す)

効果
○ボランティアから、認め、褒め、励まされるので子どもたちは意欲的に学習に取り組む。
例3 そろばん学習支援
先生の指導
○そろばん各箇所の名称、5珠・1珠の意味、珠の動かし方などを先生が一斉指導で教える。
○練習の時間は、支援を要する子に寄り添った指導ができる。

ボランティアの支援
○公民館講座生が6〜8人、グループごとに練習の支援に入る。
○ボランティア1人で3〜4人の子の学習を見るのできめ細かな指導ができる。
○指遣い、1珠を入れるときは親指を遣い、それ以外はすべて人差し指を使うことを実際にそろばんの珠を動かしながら教える。
○認め、褒め、励ますことを心がけている。

子どもの活動
○そろばんの珠の動かし方、数の表し方、読み方、簡単な足し算・引き算をボランティアに教えてもらいながら練習する。
○分からないときはすぐに教えてもらうことができる。
例4 毛筆習字学習支援  
先生の指導
○「字」の形、特徴、筆の打ち付け、運び、止め、はね、はらいなどを全体指導後、練習の時間は、支援を要する子に寄り添った指導ができる。

ボランティアの支援
○公民館講座生が4〜6人、グループごとに練習の支援に入る。
○ボランティア1人で5〜8人の子の学習を見るのできめ細かな指導ができる。
○教科書の手本を見ながら、筆の打ち付け、運び、止め、はね、はらいの要領を子どもの手に手を添えて、身体を通してつかませる。
○認め、褒め、励ますことを心がけている。

子どもの活動
○運筆を手を取って教えてもらうので、字の形、筆の運びなどの要領を理解できる。
特に、打ち付け、止め、はね、はらいの要領身体を通して理解できるので、楽しんで学習に取り組むことができる。

 
例5 家庭科学習支援 調理支援 ミシン操作支援
教師と地域の専門家とのティームティーティング指導(ゲストティーチャー)
 
例6 運動会・体育大会全校ダンス 郷土踊り家の指導による盆踊り 郷土踊り
例7 民話などの朗読
例8 郷土史家による郷土学習支援
課題提示
現地学習支援
例9 職業講話 職場体験活動受け入れ事業所 所長が生徒に自身の職業体験を講話。キャリア教育の一つとする。



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